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目の眼オンラインイベントレポート 

益子町「2011前・土祭(ひじさい)」
2011年9月11日 取材


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 東日本大震災からちょうど半年後にあたる9月11日(日)に益子町で「前・土祭」が行なわれた。「土祭」は2009年秋に第1回目が開催され、益子の多くの人たちが参加し、また県外からも多くの人たちが訪れ成功裡に終わった。それを受けて第2回の「土祭」が2012年秋に行うと決定した矢先に、東日本大震災に見舞われた。東北地方の被害があまりに大きかったため、最初はあまり報じられなかったが、益子も登り窯がほぼ全壊し町のシンボルでもある益子参考館も甚大な被害を被った。陶芸に従事する人はもちろん、家の瓦が落ちたり、大谷石の塀が崩れたりしたなかで前回の土祭で作られた「土舞台」と「土壁」は異常なく、来年への希望は繋がった。
 そんな中で「土祭」の果たす役割は明確に、そしてますます重いものになった。9月11日は満月の前夜、「幾望(きぼう)」。14:30開幕し、まずは関係者によるお払い。14:46に黙祷。15:00より天人疾風の会による和太鼓の演奏。15:30より紫陽花囃子連による囃子と獅子舞。16:40より妙伝寺雅楽の奉納。17:20より綱神社太々神楽で舞われた。18:30より五人衆による和太鼓と篠笛。トリには加計呂麻島生まれの朝崎郁恵さんによる歌声はその場に居合わせた人々の心に染み渡り、天まで届いたことだろう。来年の「土祭」に向けての序曲は始まった。来年の「土祭」をぜひとも期待したい。
(目の眼編集部)

◆予告◆第二回土祭 2012年9月16日(日)新月〜30日(日)満月
【問合せ先】土祭実行委員会 TEL.0285-72-8873 info@hijisai.jp
【ウェブサイト】http://hijisai.jp
【twitter】http://twitter.com/hijisai