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目の眼オンラインレポート

第22回アンティークフェアin新宿
新宿第一生命ビル 5月25日〜27日

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BARNEBARNE

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タイムマシン

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しょうとう

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幟屋







 東京西新宿の新宿第一生命ビルでアンティークフェアin新宿が始まりました。建物内なのに天井が高く、広々とした印象を感じさせる会場は、主催者の長部玉美(おさべたまみ)さんが、中なのに外にいるかのような空間を気に入って場所を決めました。初めは50軒ほどだったのが、現在では160店以上が出店しています。西洋陶器、アクセサリーなど、約8割が西洋アンティークのお店。そのためか来場されるお客様も女性が圧倒的。初日、オープンしてすぐの会場は、平日にもかかわらず、すでにお客様で盛況で、あちこちで話の輪ができています。お店の方とコミュニケーションを楽しみに訪れる人も多いそうです。
 新宿という交通至便な場所や手ごろな値段の商品が揃っていることのほか、スタッフが選んだという明るいポップスのバックグラウンドミュージックや、分からないことがあれば近くにいる腕章を巻いたスタッフに気軽に相談できることなど、ソフト面での充実ぶりも人気を呼んでいる秘訣の一つなのかもしれません。
 また、ホームページ上のページをプリントして持参すれば会場内で使用できる50円から5万円までのお買い物券がその場で当たる抽選も話題です。

 160軒もある出展者の中から数軒に話を聞いてみました。
 オープン時から続けて出展しているBARNEBARNE(バーニーバーニー)さんは着物の店。古い着物を再生し、そのまま着られるようにして出しています。リピーターが多く、伺ったときも何人もの方が着物を選んでいました。ある方は古着をドレスに仕立て直した写真を持参しており、形を変えてもなおその着物が愛されている様子を知ることができました。
 タイムマシンさんのブースには眼鏡やコルク抜き、単眼鏡から食器、カトラリーなど、おもにイギリスの細かなアクセサリーがいっぱい並んでいます。男性女性にかかわらないものをあつめていますが、なかでもビールやウイスキーなどの看板替わりのサインは珍しくて人気があるそうです。
 しょうとうさんでは赤や青などのガラス器や銀器、陶器、香水瓶、コスチュームジュエリーなど、あでやかな商品が色彩を競っています。青山のお店もアンティークがぎっしり並んでいますが、その中でも選りすぐりの品を並べているそうです。
 第二会場で出品している幟屋(のぼりや)さんも着物の店。江戸期の幟のコレクターとしても知られ、着物販売の縁でこの秋からオランダでのコレクション展示が決まったそうです。そのため、出展も今回が最後となるそうです。
 骨董市はたんにものを販売する場だけではなく、アンティークを通して心と心の交流をもたらすのが一番の魅力なのかもしれません。

 アンティークフェアin新宿、次回は10月5日〜7日に予定されています。(編集部安藤博祥)

第22回 アンティークフェアin新宿
会 期/5月25日(金)〜27日(日)
会 場/新宿第一生命ビルスペースセブン1Fホール
(ホテルハイアットリージェンシー東京地下)
東京都新宿区西新宿2-7-1
開館時間/午前11時〜午後5時(5月27日は〜午後5時)
入場無料
問い合わせ/03-3425-5905(アンティークステージ)
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